「普段は全くオーラを感じさせないのに、芝居となると別人のように輝き出す。台本もよく覚えていて、NGもほとんどありません」
日本テレビのプロデューサー、河野英裕さんをしてこううならせるのは、弱冠13歳の大後寿々花ちゃん。 4月スタートの連続ドラマ「セクシーボイスアンドロボ」でヒロインに大抜擢された。
事務所を通じて寿々花ちゃんに聞いてみたが、「睡眠時間が減りました」と、13歳の本音がポロリ。 「オフにはオーロラを見に行きたい」とは言うものの、実現するのはいつのことやら…の忙しさだ。
同じ13歳の女優といえば、昨年「14才の母」でヒロインを熱演した志田未来がいる。 撮影では、志田もまた台詞を完ぺきに覚えて、現場には台本を持参しない天才ぶりを見せていた。
今年2月には、「橋田賞」新人賞を史上最年少で受賞したばかりである。 ならばこの2人、終生のライバルかと思いきや、「意識していないこともないでしょうが、本人の口から聞いたことはないですね」(河野さん)という。 そこは、6歳から劇団ひまわりに所属し、05年に映画「SAYURI」でハリウッドデビューを果たした実績がある。
「ある大女優の夜中の特訓にも耐えた」(映画関係者)うえ、渡辺謙にも絶賛された逸材だ。
好きな女優を聞くと「コン・リー」を挙げてきた。 「『SAYURI』では先輩の芸者さん役でしたが、憧れています。とても存在感があったので」これ以上の目標はないだろう。 果ては、周囲の大人たちを悩ますこんな発言まで飛び出したそうで。 「ドラマでは中村獅童さんなど毎回ゲストが登場するのですが、彼女、『ブラッド・ピットを呼んでください』と言うんですよ」(河野さん)
もっとも、何度も頼まれて困り果てた河野さん、「出演者全員で、ドラマ11話分のギャラをなしにすれば、呼ぶことができるかな」と答えたとか。
撮影現場ではクーポン券を使ってマクドナルドで昼食をとり、「学校のテストができなかった」と悔しがる普通の中学2年生。 この振れ幅こそ、天才少女たる所以なのか。 「寿々花ちゃん」と気安く呼べるのも、今のうちだけかもしれない。